音大受験は音楽教室に通うべき?受験コースがある教室6つを紹介します。

音大受験は音楽教室に通うべき?受験コースがある教室6つを紹介します。

音大へ合格する確率を上げるために、音楽教室に通うという選択肢があります。大学附属の高校に通学していて、受験合格の展望が見えていれば、そのまま勉強し続けて入学すれば良いですが、音大に入学する人が皆、同じような境遇ではありません。普通科から音大を目指して、合格する人もいます。

しかし、実技対策や学力試験の勉強のための拠り所がなければ、技能を高めることができずに、落ちてしまいます。合格するために教室に通うべきか、音楽教室のメリット・デメリット、いくつかの教室の特徴などを紹介します。

音大を受験する場合は、音楽教室に通った方が良い?

音楽教室は音楽の英才教育や、音大の受験合格、大人になってから音楽を学びたい人のために開かれています。

音大附属の高校・中学に入学するために、幼い頃から教室に通って、プロになるための道を歩んでいる子どもたちもいて、音大受験用のコースを利用すれば実技や学科試験対策ができて、入学する可能性を高められます。

学校で専門教育を受けていない人ほど、音楽教室に通ったほうが、入学の門戸は近くなります。

私自身、高校は普通科で「音大に入りたい!」と思い立ったのですが、ちゃんとした音楽教育を受けていませんでした。高校時代に担任の先生に相談した時に「音大に進んだ卒業生がいるから話してみたら?」と言われたのがきっかけで、その先輩に色々教えてもらいながら、音楽教室に入会しました。

音楽教室の選び方のポイント

音楽を学び習得するのは、学習する環境と、指導者選びが非常に大切です。集中して練習できる環境や、信頼できる先生がいることで、スキルの伸び方が変わってきます。

そのためフィーリングで選ぶことも重要ですが、いくつか見極めのポイントがありますので、下の点を参考にしながら、自分に合った教室を選んでいきましょう。

レッスン内容が音大受験にマッチしている音楽教室かどうか

レッスン内容が音大受験にマッチしているか

通いたいと考えている音楽教室が、受験合格に向けて適切なレッスンを行っているかどうか、確認しましょう。音大附属の音楽教室であれば、大学の入学したい学科に合わせたレッスン内容が用意されています。

ただし、教室のホームページ上の情報だけでは、詳しい内容が書かれていないこともあります。資料請求でパンフレットを取り寄せて、どんな教室なのか、全体を把握しましょう。

また、要望を出せば、実際のレッスンを見学させてもらえる教室もあります。内容が自分のレベルと、かけ離れた内容でないか、レッスンの雰囲気はどうか、など自分の目で見て判断すると良いです。個人で運営している教室の場合には、融通が利く分、レッスン内容が緩くて、物足りなさを感じてしまう場合もあります。

入会を決めてから「しまった!」ということのないようにあらかじめ、入念に調べておきましょう。

音大受験のサポート体制はどうか

自分に合った環境を選ぶという意味で、音楽教室が受験合格や自分の成長をしっかりサポートしてくれるかどうかも見極めましょう。

自分の受けたい大学、学科に合わせて、柔軟なレッスンをしてくれるかどうか、音楽教室が提示するレッスン計画はどのような内容か、コミュニケーションする時間をきちんと作ってくれるか、などが判断のポイントです。

長く続く受験生生活を安心して乗り切れる環境があるかどうか、不安な点は質問してみて「ここなら安心して任せられそう」と納得できてから決めましょう。

また、規模の大きい音楽教室が苦手だなと感じたら、じっくり面倒を見てくれる個人の教室を選択するなど、自分の向き、不向きに合わせて選択しましょう。

通う音楽教室を決める前に、体験教室を受けて決めよう

音大受験のための音楽教室の決め方
これから入会を考えている人に、定期的に体験教室を開いている音楽教室があります。体験教室では、実際のレッスンを1コマ受けたり、先生とコミュニケーションを取ることとができます。

入会するにあたって不安はないか、教室の雰囲気になじめそうか、教室に足を運んで体験教室に参加することで、実際の体験を元に、入室の判断をすることが出来ます。

体験教室で先生と相談する時間が設けられている場合には、自分が不安に感じている点などを話して、早いうちに解消しておきましょう。

いくつかの体験教室に参加して比較してみることで、自分の今のレベルや向かっていきたい方向、合格目標もクリアになっていきます。

音大受験に音楽教室を利用するメリット

音楽教室に通えば、必ず音大に合格できるわけではありません。ただ入会して、先生に教えてもらったり、同じ志を持った受験生たちと出会うことで、モチベーションも高まりますし「必死なのは一人じゃない」という実感を得られます。

受験のために音楽教室に通うことに、どんなメリットがあるのか、紹介します。

音楽教室に入会することで、音大合格の確度が高まる

音楽教室は、音大合格に必要なスキルが身につく
音大受験を心に決めた時、ほとんどの受験生は、演奏家や音楽の指導者として「プロ」を目指しています。

入学だけを考慮すれば、まずはひたすら「合格するための技術」だけが課題となるので、目標に集中させてくれる教室に通うことで、音大入学の門戸は近づいていきます。

音大附属の音楽教室であれば、大学合格のための受験コースを設けています。このコースに通えば、そのまま大学合格のための受験対策になります。

こうすることで、受験後にプロになるための技能も学びやすくなります。

音大合格まで安定した環境でレッスンを受けられる

音大受験の音楽教室は、安定した環境がある

音大附属の音楽教室の場合は特に、しっかりと先生を選考して採用を行っているので、指導者のレベルが保たれています。

音楽の演奏技術や理論の習得は、受験生一人では限界があります。指導者との信頼関係があって、努力を積み重ね、研鑽することで、能力を飛躍させることができます。質の良いレッスンを受けることで、合格する確度も上がっていくのです。

また個人教室の場合には、どうしても人の裁量が大きく、先生個人の特色が反映されやすくなります。もちろん費用をおさえたかったり、信頼できる先生と出会えれば、個人教室でも良いです。もし、経済的に余裕があって、入学したい大学が附属の音楽教室を運営しているのであれば、そちらの教室を選択しましょう。

音大附属の音楽教室は、大学の中に教室を開設していて、防音設備も整っていて、レッスンに集中できます。 しっかりした環境で、安定したレッスンを受けるということは、とても重要なのです。

音楽教室はアクセスの良い環境が多いから、音大受験に集中できる

音大受験の 音楽教室はアクセスが良い
何度も通うので、アクセスの良さはポイントです。駅から近いだけでぐっと教室通いが楽になります。多くの音楽教室は駅近辺に存在するので、とっても通学が楽です。

音大附属の音楽教室の場合には、キャンパス内に教室があるため、駅から徒歩で大学に入り、レッスンを始めます。受験コースに通って、無事合格出来れば、そのまま大学生としてキャンパスデビューできます。

演奏スキルの向上は、安定した環境での反復練習が重要です。通学が不便な場所や、治安が良くなかったり騒音がひどい場所では、集中して練習する時間が減ってしまいます。

教室の場所選びも大切なのです。

ピアノ練習室が借りれる音楽教室もある

音大のための音楽教室はピアノが借りられる
個人練習のために、ピアノ練習室を時間貸しでレンタルできる音楽教室があります。自分の練習時間が欲しい場合に練習室を利用すれば、レッスンの予習や復習をすることが出来ます。

このような教室は、一般の方向けにも練習室を開放していたり、音楽教室の会員や、所属大学の在校生であれば、割引価格で練習室を使用することが出来ます。

音大受験に音楽教室を利用するデメリット

自分に合った音楽教室が決まれば、合格に向かって突き進むだけですが、教室が自分に合わなかったり、同じ教室の受験生となじめなかったりすると、せっかくの環境が足かせになることがあります。

下に挙げるデメリットの影響を受けないように、環境選びや、先生との信頼関係づくりには気を付けましょう。

入会した音楽教室のレッスンが、自分に合わないと伸び悩む

音大受験の音楽教室のレッスン
演奏技術や理論習得には「誰に教わるか」かが重要です。教室の方針や先生の指導方法が、自分と合わないと感じてしまったら、スキルも伸び悩んでしまいますし、何よりも受験合格という目標が遠のいてしまいます。

もし「この先生、ちょっと苦手…合わないかも…」と感じたら、教室内の他の先生に代えてもらえるか、相談してみましょう。

音楽教室内で、他の音大受験生との人間関係に悩むこともある

音大受験での音楽教室内の人間関係
音楽教室に通う人たちは、受験合格を目指す高校生や、社会人になってから音楽を学びたい方など様々ですが、共通している点があります。それは「真剣に音楽を勉強したい」という思いを持っているということです。

みんな向上心を持っているので、音楽教室で知人が出来ると、切磋琢磨できて自分の演奏スキルも磨かれます。しかし、周りにライバル意識を持ちすぎてしまったり、同じ教室に通う人たちとのレベル差が出てくることがあります。

特にグループレッスンの場合には、他の生徒と、自分の演奏とのレベル差が明確になりやすいため、私的な感情が出てしまうことがあります。一生懸命練習してきたから全力を出したいのに、先生は伸び悩んでいる生徒も平等に育てないといけないから、自分が足を引っ張られているように感じてしまうこともあります。

また、逆に周りのレベルが高すぎてついていけなくて、モチベーションが続かないこともあります。状況が深刻な場合には、他のメンバーから妬まれたり、いじめに発展してしまうケースもないとは言えません。

このような状況に陥ってしまったら、自分の気持ちが落ちてしまう前に、先生に相談して個人レッスンに切り替えてもらったり、レッスン内容やグループを変えてもらえないか、掛け合ってみましょう。

選んだ音楽教室によっては、レッスン時間を変更することが難しい場合がある

音大に入るための音楽教室とレッスン時間

音楽教室は、ピアノのレッスンは毎週月曜と木曜、他の曜日は弦楽器や管楽器、といったように、レッスンの時間割が決まっている場合が多いです。

そのため、都合が悪くなってレッスンの時間帯に、教室に行けない場合には、別の曜日、時間帯にレッスンを変えてもらうのが難しいのです。

体調が悪く、休まざるを得なくなった時に、他の日に振り替えてもらうことが可能な場合もありますが、こうした取り決めは、入会を決める前によく確認しておきましょう。

また、定期的なレッスンが受けられない人のために、受講時に日時を指定してすることが可能なレッスン体制を設けている教室もあります。継続的に通い続けることを見据えて、自分にとって無理なく受講できる教室を選びましょう。

受験に使える音楽教室まとめ|音大附属の教室も紹介

教室選びのポイントや、メリット・デメリットが理解出来たら、実際に教室にコンタクトを取ってみましょう。いくつかの教室を比較することで、自分にあった教室が見えてきます。

定評のある音大附属の音楽教室や、受験コースのある大手の音楽教室を紹介します。

上野学園音楽教室は、ワン・レッスン制も選択できる

上野学園音楽教室で音大受験

引用 : 上野学園音楽教室

私が通っていた教室です。高校生の時に、どの音大に進むか考えた結果、上野学園大学に進むことに決めました。自分の高校で、私と同じように上野学園大学に進学した先輩がいて、その人から紹介してもらいました。

上野学園音楽教室は、上野学園大学と短期大学部、高校、中学への受験コースを設けています。私の場合は、大学受験用のコースで、月3回通っていました。

ワン・レッスン制と呼ばれる、決まった日時での定期的なレッスンの受講が出来ない人向けのレッスンもあって、これを利用すれば、レッスンごとに日時を相談して受講することが出来ます。

基礎からしっかり理解したい人や、受験合格を確実にしたい人など、入会する人のレベルは様々です。先生は、私の理解度に合わせてレッスン内容を工夫してくれて、丁寧に教えてくれました。

スキルが伸び悩んで苦しかった時も、ちゃんと話を聞いてくれて、心が折れないように方向づけてくれたので、合格までモチベーションが続きました。

武蔵野音楽大学附属音楽教室は、選択レッスンも履修できる

武蔵野音大受験のための音楽教室

引用 : 武蔵野音楽大学附属音楽教室

武蔵野音楽大学入学を目指す人のための受験コースがあり、個人レッスンやクラス授業で、実技模擬試験や小論文指導が授業の一環として行われます。

また、これに加えて選択個人レッスン(専攻以外)や選択クラス授業を履修することが出来ます。演奏会やミュージックキャンプなど、年間行事が予定されているので、同じ志を持った人達とのコミュニティに参加できます。

昭和音楽大学附属音楽・バレエ教室は、入室時の特典がある

昭和音大のための音楽教室

引用 : 昭和音楽大学附属音楽・バレエ教室

音大受験のための進学コースで、年間38回分のレッスンを受講できます。この音楽教室は、いくつか入室時の特典が用意されていることが特徴です。

複数のコースを受講する場合、2科目から入室金が免除されたり、家族で入室する場合には2人目より入室金が免除されます。また、選抜会に参加することで、昭和音楽大学の音楽教育研究所が主催する音楽会で演奏するなどの特典もあります。

スガナミ音楽学校受験コースで、音大を目指す

スガナミ音楽教室で音大受験

引用 : スガナミ音楽学校受験コース

スガナミ楽器の運営する音楽教室の受験コースです。受験生のレベルに応じたレッスンプランを計画して、合格を確実なものにしていきます。

受験相談会や受験コース発表会、試演会や合格者によるフレッシュコンサートなどが企画されていて、合格に向かって、モチベーションが続き、目標達成できるような工夫があります。

他にも受験コースの在校生は、練習のために、空き教室を一定時間無料でレンタルできるなどの特典を受けられます。スガナミ楽器の教室は、東京・神奈川と兵庫など西日本にもあるため、地方で教室に通い、都内の大学に挑戦する受験生もいます。

プルメリア音楽教室の音大受験コースは、レッスン内容が特徴的

プルメリア音楽教室で音大受験
引用 : プルメリア音楽教室 

プルメリア音楽教室は、東京、神奈川、埼玉にスタジオがある音楽教室で、音高・音大受験コースがあります。教室の中でも、このコースは、受験合格までレベルアップするための、独自のコース内容が組まれています。

課題となる曲を試験で100%の力で奏でられるよう、模擬を経験して離れしていき、合格に臨みます。音大講師や、海外の音大学出身の講師も所属しています。

また、音大の練習室をレンタルしてのレッスンも利用でき、各学校の受験の傾向を踏まえた対策ができます。

ヤマハの音大受験コースも、合格のために利用できる

ヤマハの音楽教室で音大受験
引用 : ヤマハミュージックリテイリング|教室情報

ヤマハは、基本的に小学校や幼児向けの英才教育や大人のための音楽教室を運営しています。ただ、一部の地方のショップで開講している教室では音大受験をサポートしてくれるコースが用意されています。

音大附属の音楽教室と比較するとレッスン内容が限られますが、レッスン内容や環境は悪くありません。自宅の周りに個人で音大受験をサポートしてくれる教室がなければ、一度、相談してみましょう。

まとめ|音大受験の音楽教室選びは、誰のもとで、どのように学ぶかが重要

音大合格のための教室を選択する時には、環境選びが重要です。どの先生で、どのようなレッスン内容で学ぶかが、受験合格と、入学後の自分の成長のカギを握ります。

先生の指導力は、レッスンに参加する生徒がどのような演奏を行っているかでわかります。また生徒が参加している発表会や、もし動画を見ることが出来れば、ジャッジするポイントです。

また、たとえ指導力の高い先生でも、自分の性格に合うか、という点は別です。親切で丁寧に教えてくれる先生、厳しいけれど確実に成長してくれる先生など、このあたりは体験教室の時に、見極めると良いです。

これからの充実した音楽人生を歩むためにも、自分にとって悔いのない選択をしていきましょう。

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