都内で音楽科のある高校に通いたい!音楽科のある高校6選

都内で音楽科のある高校に通いたい!音楽科のある高校6選

将来、明確とはいわずとも「音楽の道に進みたい」と考えている学生は、高校生のうちから専門的に音楽の勉強を始めたいという人も少なくありません。今回は、都内に校舎を構えている「音楽科のある高校」の中から、私がとくにお勧めしたい6校を紹介します。

上野学園高等学校

上野学園高等学校

所在地 〒110-8642
東京都台東区東上野4-24-12
TEL 03-3847-2201
アクセス JR上野駅:入谷改札より入谷口経由 徒歩8分
東京メトロ上野駅:地下鉄出口①より徒歩8分
京成上野駅:徒歩10分
つくばエクスプレス浅草駅:徒歩12分
公式HP http://www.uenogakuen.ed.jp/
公式SNS https://www.instagram.com/uenogakuen_jhs_hs_official/(Instagram)

上野学園高等学校は、上野にある中高一貫校です。私が通っていた上野学園大学の附属高校でもあります。上野学園高等学校は人間としての「自覚」を持つことを建学の精神として1904年(明治37年)に創立されました。男女共学になったのは2007年。高校には「器楽・声楽コース」と「演奏家コース」のある音楽科の他に「特別進学コース」と「総合進学コース」のある普通科が設置されています。

また、敷地内には2010年にリニューアルオープンした石橋メモリアルホールを併設しており、都内有数の音響を誇る事でも知られています。国内外の演奏家によるコンサートなどでも利用されるホールで高校生のうちから演奏できる機会がある事も上野学園高等学校の強みのひとつと言えます。

器楽・声楽コース

上野学園高校音楽科の「器楽・声楽コース」は、自分の音楽的な力をさらに伸ばしたいと考えている生徒向けのコースで、「和声」「音楽理論」「ソルフェージュ」などの音楽基礎科目は習熟度別に丁寧な授業を行っていきます。専門実技のレッスンは週に1回、60分間で行われ、副科としてピアノ専門の生徒は声楽を、その他の学生はピアノのレッスンがあります。シラバスの中には古楽合奏や弦楽合奏の機会もあり、自分で音を奏でながら音色や和音のバランス感覚を磨く授業も用意されています。

演奏家コース

「演奏家コース」は将来ソリストとして演奏家を目指す生徒向けのコースです。そのため、専門実技のレッスンも週に120分確保されています。演奏家コースも副科として、ピアノ専門生は声楽、他の専門性はピアノのレッスンが1週間に1度行われます。

また、上野学園高校音楽科では「よき演奏家」を「よき解釈者」と呼ぶヨーロッパの考え方に共感しており、演奏家コースの音楽理論においては、この「よき解釈者」になるための基礎をしっかりと学ぶ事が出来ます。音楽の形式、楽曲の形式、楽曲分析、創作、演奏論の読解など作曲家の視点からも音楽を捉えられるような教育を受けられます。

国立音楽大学附属高等学校

国立音楽大学附属高等学校

所在地 〒186-0005
東京都国立市西2-12-19
TEL 042-572-4111
アクセス JR国立駅:富士見通りを徒歩13分
または「国立駅南口」バス停(1)より「音高」下車
JR矢川駅:徒歩13分
または矢川駅前バス停より国立駅南口行(音高まわり)乗車「音高」下車
公式HP http://www.kunion.ed.jp/
公式SNS https://twitter.com/onchuonko1(Twitter)
https://www.facebook.com/kunion.ed.jp/(Facebook)

国立音楽大学附属高校は、国立にある私立高校です。系列校には附属の幼稚園、小学校、中学校、そして大学があるため、長ければ幼稚園から大学までずっと国立音楽大学系列の学校に通い続ける事が可能です。「自由、自主、自律」の教育理念を掲げ1926年(大正15年)創立された国立音楽大学は、2026年には創立100周年を迎えます。国立音楽大学附属高等学校は1949年の設立で、2019年に創立70周年を迎えました。音楽科の他に、「総合進学コース」と「特別進学コース」のある普通科が設置されています。

音楽科

2018年に新カリキュラムへの移行を完了したばかりの音楽科。大幅な選択教科の拡大をし、自分の興味関心に合わせた自由度の高い時間割をカスタマイズできる事がウリです。また、レッスンに関しては第一線で活躍する約60名の教員による指導を受ける事ができます。とくにピアノに関しては、2016年度より導入された12段階のグレード制が適用され、生徒の力量に沿った細かい指導を受ける事ができます。

東京音楽大学付属高等学校

東京音楽大学付属高等学校

所在地 〒171-8450
東京都豊島区南池袋3-4-5
TEL 03-3988-6214
アクセス JR池袋駅・目白駅:徒歩15分
東京メトロ雑司が谷駅:徒歩5分
公式HP https://www.tcm-koko.ed.jp/
公式SNS https://www.facebook.com/tcmkoko/(Facebook)

東京音楽大学付属高校は、南池袋にある私立高校です。「個性の伸長」「技能の練磨」「人格の陶冶」「敬愛の精神」「秩序規律の尊重」の5つの教育目標を掲げ、1932年(昭和7年)に創立されました。普通科はなく音楽科のみの学校で、「声楽専攻」「器楽専攻」「作曲専攻」「音楽総合コース」の4つの専攻に分けられ、音楽を学びます。高校・大学7年間の一貫教育を強調しており、生徒の多数が東京音楽大学に進学する事も特徴のひとつです。

声楽専攻

多彩な経歴を持つ声楽学科の教授陣のもと、豊かな経験を生かした個性のあるレッスンが受けられます。基礎となる発声方法訓練はもちろん、歌曲などを通して豊かな音楽性を身に着けることが出来ます。

器楽専攻

東京音楽大学付属高校の器楽専攻は「ピアノ」「弦楽器」「木管楽器」「金管楽器」「打楽器」をそれぞれ専門的に学ぶことができます。とくにピアノに関しては、演奏技術や音楽性を身に着ける事が目的の「ピアノ専攻」、ピアノをより深く研究し、海外の演奏家などによる特別レッスンを受ける事もできる「ピアノ演奏家コース」、ピアノ演奏家コースの生徒の中でも特に才能と秀でた技術を持つ生徒が選抜される「ピアノ演奏家コース・エクセレンス」、そして2013年度より開設されたピアノと同時に作曲も専門に学ぶ「ピアノ・創作コース」が用意されています。

作曲専攻

テレビや映画の劇音楽、CM用の音楽、オーケストラ、オペラ、ダンス音楽、ゲーム音楽に至るまで、ニーズが多岐に渡る作曲分野。作曲専攻ではあらゆるジャンルの音楽に対応し専門的に指導できる教授陣を擁しているため、目標としているジャンルの作曲技法を学ぶことができます。

音楽総合コース

ひとつの専攻実技を定めることなく、複数の実技を履修することによって幅広い音楽の知識を身に着ける事を目的としたコースです。3年間で2つ以上の専攻実技を選択し、「音楽療法」や「指揮法」など他の専攻とは違う科目も学習します。将来、教職を目指している人や音楽関連の仕事に就きたいと思っている人におすすめのコースで、様々な状況に対応できる音楽知識を基礎から養うことができます。

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校

所在地 〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
TEL 050-5525-2406
アクセス JR上野駅:公園口より徒歩13分
JR鶯谷駅:南口より徒歩10分
東京メトロ根津駅:千駄木寄りに徒歩11分
公式HP http://geiko.geidai.ac.jp/

東京芸術大学音楽学部附属音楽高校は、上野にある国立高校です。東京芸術大学は1949年(昭和24年)の創立された大学で、音楽学部附属の高校はその約5年後である1954年(昭和29年)に音楽の早期専門教育を主眼として設置されました。現在はスーパーグローバルハイスクールとして、国際的に活躍できる人材の育成にも力を入れている高校です。

東京芸術大学音楽学部附属高等学校は音楽学校のため、普通科などはなく、定員も各学年40人ととても小規模な高校です。しかし音楽学校であるという利点はとても大きく、専攻できる楽器は幅広く存在しています。卒業後はそのまま東京芸術大学の音楽学部へ進学する人が多いようですが、附属校の生徒だからといって入試での優遇はありません。

作曲専攻

作曲専攻は、大学の作曲科に入るためだけではなく、多角的な音楽へのアプローチを行う事を目的とした学科になっています。基本のソルフェージュはもちろん、和声、対位法、フーガなどに触れ、3年生になると自作の曲を公開実技演奏会にて発表する事になります。作曲の基本的な知識だけでなく基本的なピアノの技術なども必須となります。

ピアノ専攻

ピアノ専攻もレベルが高く、忙しい高校生活になることは必至です。豊富な実技試験があり、1年生の後期試験ではJ.S.バッハの作品と自由課題の演奏、2年生の前期試験では古典派ソナタを全曲演奏、3年生では公開実技試験で大曲を演奏するなど、試験の課題も高度な実践力と演奏力を要求されます。また、同級生の各試験の伴奏を行ったり対外的なコンクールに参加したりするなど、3年間で演奏能力が各段に上がることは間違いないでしょう。

弦楽器専攻

弦楽器専攻は各学期ごとに分かれてレッスンを行います。専攻できる楽器はヴァイオリンをはじめ、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなど。また、ハープの専攻も可能で、ハープを専攻する学生は毎年入学しているようです。2人以上の先生に習うWレッスンを取り入れるなど、弦楽器担当の教員が一体となって教育に当たってくれる所も魅力的です。

管打楽器専攻

管打楽器専攻で専攻できる楽器はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サクソフォーン、ホルン、トランペット、テナー・トロンボーン、バス・トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ、そして打楽器。チームでの実践練習を非常に重要だと捉えており、フルート以外の管楽器はなんと芸大の1年生と共に管打楽器合奏を毎週行うことが出来ます。

邦楽専攻

筝曲(山田流・生田流)、尺八(琴古流・都山流)、長唄、長唄三味線、邦楽囃子(小鼓・大鼓・太鼓・笛)などの楽器を専攻する事ができる邦楽専攻では、自分の選んだ楽器のレッスンに加えて筝曲は三味線を第2専攻、三味線は筝曲を第2専攻として必修になります。また、1年生から邦楽合奏の定期演奏会に流派毎の演目で出演する機会があります。

桐朋女子高等学校

桐朋女子高等学校

所在地 〒182-8510
東京都調布市若葉町1-41-1
TEL 03-3300-2111
アクセス 京王仙川駅:徒歩5分
公式HP https://www.tohomusic.ac.jp/highschool/(音楽科)
http://www.toho.ac.jp/chuko/(総合)
公式SNS https://twitter.com/tohomusic_pub(音楽部門総合Twitter)

桐朋女子高等学校は、調布にある私立の女子校です。1940年(昭和15年)8月に財団法人山水育英会が設立され、1941年(昭和16年)3月に桐朋女子高等学校・中学校の前身となる山水高等女学院・山水中学校が設立されました。桐朋女子高等学校に音楽科が開設されたのは1952年(昭和27年)4月のことで、こちらの音楽科のみ男女共学となっています。音楽科のみ共学となった理由は、音楽科の礎となった「子供のための音楽教室」にあるとされています。

高校卒業後の音楽教育の場として桐朋学園大学の音楽学部が用意されており、多数の生徒が高校から大学の一貫教育を希望します。さらに上の教育を受けたい場合、桐朋学園の大学院や研究科、富山にありオーケストラを専門に学べる「桐朋オーケストラ・アカデミー」、同じく富山にありアンサンブルを重視した実技研究を行う「桐朋学園大学院大学」などを進路として選ぶ事が出来ます。半数近い生徒が大学卒業後もさらに桐朋学園系列の音楽教育機関に進学します。

音楽科

桐朋女子高等学校の音楽科は、高校から大学7年間の一貫教育を視野に入れてカリキュラムが組まれています。実技教育も含めて大半の教員が高校と大学どちらもの教育を受け持っているため、高校生の時点でレベルの高い教育を受けられる事も強みとしています。

定員は100名で、専攻実技としてピアノはもちろん、弦楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)、管楽器(フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・サクソフォン・トランペット・トロンボーン・ユーフォニウム・テューバ・ホルン)、打楽器(パーカッション・マリンバ)さらにハープ、声楽、作曲(大学進学時に指揮専攻を希望する生徒を含む)などを学ぶ事が出来ます。

日本音楽高等学校

日本音楽高等学校

所在地 〒142-0042
東京都品川区豊町2-16-12
TEL 03-3786-1711
アクセス 東急線下明神駅:徒歩3分
JR大井町駅:徒歩10分
JR大崎駅:徒歩12分
東京メトロ戸越駅:徒歩12分
公式HP http://www.nichion-h.ed.jp/

日本音楽高等学校は、品川にある私立の女子校です。創立は1950年(昭和25年)で、2020年に創立70周年を迎えた歴史のある学校です。「愛と和と誠実」を建学の精神とし、思いやりを持った学生の教育を理想としている学校です。普通科はなく、音楽コースの他には「幼児教育コース」「バレエコース」「舞台芸術コース」の3つのコースが設置されています。

音楽コース

日本音楽高等学校の音楽コースでは、まず1年次でソルフェージュや音楽理論といった音楽の基礎を徹底的に指導されます。それと同時に、全学年合同で行う演奏研究や合唱、聴音などを通して音楽の楽しさを体験していきます。2年次には、学んだ基礎力を基にして自らの演奏力を伸ばし、音楽表現の幅を広げていきます。学外のコンクールなどを経験し、実践力をつけていきます。そして3年次では、自分の希望進路実現のために、さらに実力をつけていきます。

まとめ|音楽科のあるおすすめの高校6選!やりたい音楽を学べる高校を選びましょう

以上、都内にある音楽科のある高校のまとめでした。都内の学校は駅から歩いても10分弱の場所にある事が多く、大事な楽器を持って歩かなかればいけない場合がある事を考慮しても許容範囲と言えるのではないでしょうか。

また、どの高校も音楽への情熱を持った生徒が在籍し、熱意を持って音楽を学んでいる事が伺えます。さらに、基本的に高校と大学7年間の一貫教育を前提としてカリキュラムを組んでいる高校も多いため、高校受験のうちから大学への進学までを考慮に入れて選ぶ事も大切です。

ひとえに「音楽の道」と言っても、ソリストになりたいのか、オーケストラで合奏を極めたいのか、それとも指揮者や作曲家になりたいのか、音楽の先生を目指したいのか、道は多種多様です。紹介した「音楽科のある高校」の中から、自分が将来ずっと続けていきたい音楽を学べる高校を選ぶようにしましょう。

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