音楽大学に必要な学費、9音大の比較!受験後と合格後に必要な費用をまとめました。

音楽大学に必要な学費、9音大の比較!受験後と合格後に必要な費用をまとめました。

音楽大学に入学後した後は、どのくらいの費用が必要なのでしょうか。東京都内の9つの音楽大学に入学する場合に必要な金額の比較なども調べてみました。また、入学前に必要な費用についても、とりあげていますので、音大受験を考える時の参考にしてみて下さい。

音楽大学の学費は、どのくらい必要?

芸術系以外の一般大学と比較すると、音楽大学は学費が高めの傾向があります。学費の支払いが負担になってしまうことで、音楽の勉強に集中できなくなってしまうと、せっかく音大に入学した意義が薄れてしまいます。

実際に必要な費用を正確に知って、備えておくことで、4年間の学びを充実したものに出来ます。必要なお金について、しっかり把握しておきましょう。

私自身、受験の時に、親に手伝ってもらいながら、入学案内を取り寄せて、いくつかの大学の学費を調べていました。自分が行きたい大学と同じくらいのレベルや、距離が近い大学の学費がどれくらいかということも調べておきましょう。

音楽大学は、国公立と私立でどのくらい学費が違う?

国公立と私立の学費には開きがあります。国公立の場合で年間約90万円、私立の場合で年間約190万円程です。私立の学費は、国公立の倍ほどの金額が掛かるのです。

大学に支払う学費だけではなく、演奏会等にも費用が必要です。また専攻によっては、楽器のメンテナンス費も掛かります。

音楽大学で必要な学費の内訳は?

音楽大学で必要な学費の内訳は?
音大・芸大は、一般大学と比べると、学費が高額です。また入学前に音楽教室に通う費用なども必要です。音大では、プロの演奏家に指導してもらうことが重要であり、上達のための必要な設備、環境面も整っている必要があります。

音楽大学に4年間通うことを前提に、それぞれの内訳を見ていきましょう。

音楽大学の入学金

音楽大学の入学金
4年制大学に入学する場合、学費の内訳は大まかに「入学金」「授業料」「その他」の3つに区分されます。

受験に合格した初年度に、入学金を納付するのは全ての学校で必要で、音楽大学の場合には、国公立、私立問わず、30~60万円程掛かります。

授業料は、学費の多くを占める

授業料は、音大の学費の多くを占める
音楽大学や美術系の大学では、国公立、私立の場合で、授業料に大きな開きがあり、国公立では年間50万円、私立では年間150万円程必要になります。

その他(施設に関する費用や諸会費)

音楽大学は、演奏のための環境が必要であったり、演奏会を開いたり、学外の演奏会を鑑賞したりするための費用などが必要になります。

  • 施設代・施設維持費
  • 同窓会費・後援会費

特に私立大学では、設備管理費は、年間で50万円程掛かります。また大学の同窓会や後援会(OB・OG会)費用は1年で数万円ほど、会費として学費に含まれます。

各音楽大学の学費を比較してみよう

各音楽大学の学費を比較してみよう
入学後に必要な費用が見えてきたところで、それぞれの大学で必要な学費がどのくらいか、みていきましょう。

東京にある9つの音楽大学の学費はどう?

東京都内の9つの音大で、それぞれ必要な初年度の学費を比較すると、下記のように並びます。

 学校名  初年度納付
 東京芸術大学  ¥924,960
 東京音楽大学  ¥2,177,000
 国立音楽大学  ¥1,900,000
 上野学園大学  ¥2,294,600
 武蔵野音楽大学  ¥2,210,000
 洗足学園大学  ¥2,190,000
 昭和音楽大学  ¥2,295,500
 桐朋学園大学  ¥2,606,600
 東邦音楽大学  ¥2,050,000

国公立である東京芸術大学は比較的安価ですが、その他の大学は200万~300万ほどの納付が必要だということが分かります。

もちろん、これらの金額には相応の理由があります。現役で活躍中の演奏家に直接、演奏の手ほどきを受けたり、コンサートホールで演奏する機会が与えられたり、音楽大学でしかできない経験を積むことが出来ます。

海外の音楽大学の学費はどのくらい?

海外の音楽大学の学費はどのくらい?
日本の大学は、ヨーロッパの大学と比較すると学費が高いと言われています。音楽の都と称され、あらゆる国から学生が集結するオーストリアのウィーン国立大学の場合で、年間20万円程です。

オーストリアは物価も低いため、留学先として定評があります。低コストで質の高い音楽教育を受ける場所は、日本の国公立大学だけに限られません。

環境的にも、恵まれた状態で音楽に打ち込むことが出来ますので、長い音楽人生を歩むうえで、留学するという選択肢も考えて良いでしょう。

参考:やっぱり大切、お金の事|アンドビジョン

音楽大学の入学前に必要な費用

音大への入学前には、どのような費用を見積もっておけば、良いのでしょうか。入学後には学費が掛かりますが、一般大学へ進む場合でも、予備校に通ったり、受験合格に向けて、お金が必要です。

音大受験にあたって、必要な費用を見ていきましょう。

音大の受験料

音大の受験料
受験料は、第一志望として受験する場合や、センター試験を利用するかどうかで変わりますが、各大学で3万~5万円ほど必要です。

受験に向けたレッスン費用

受験合格のために、音楽教室に通う場合には、レッスンの費用が必要です。特に実技試験対策のためにも音楽教室に通う方が、合格の確率は高くなります。

私立の音大附属の教室に設置された受験コースを利用し、受験に合格すれば、そのまま音大でキャンパスデビューできます。もし、費用的に負担が大きければ、個人で開設している音楽教室も視野に入れて、検討しましょう。

各教室の情報は、下の記事も参考にましょう。

参考:音大受験は音楽教室に通うべき?受験コースがある教室6つを紹介します。

交通費、宿泊費

また合格の確率を上げたり、受験する大学のことをよく知るために、オープンキャンパスや、大学の講習会に参加する必要があります。

講習会は、各大学の受験合格に的を絞った講習やレッスンに参加できます。参加費用が必要ですが、オープンキャンパスよりも試験対策のための機会であり、大学入学をより近いものにできます。

私立では多くの場合、講習会に参加することが受験に必須となっているため、このような場に出向くための交通費、また地方から都心の大学に向かう場合には宿泊費が必要です。

そして入学が決まり、一人暮らしする場合には、アパートへの入居や引っ越しのための費用も必要です。

音楽大学の学費に充てられる奨学金

音楽大学の学費に充てられる奨学金
経済的に厳しくて「自分に音大は無理だな…」と、あきらめる必要はありません。

国や大学が用意する奨学金などを利用すれば、入学時の学費の負担を減らして、音楽の学習に集中することが出来ます。

国の奨学金を借りる

独立行政法人の日本学生支援機構が提供している奨学金は、学費を捻出できない子供のみが受けられ、無利子で借りることのできる1種と有利子の2種があります。

1種は、高校の成績の水準が一定以上あり、世帯主の収入形態や世帯人員、そして通学が実家からかどうか、などによって決まります。2種は1種よりも条件が厳しく設定されています。

参考:大学での申込資格・申込基準 – JASSO

2020年5月現在で、日本学生支援機構では、新型コロナウイルスの影響で家庭が急変した学生は、給付奨学金制度が利用できるようになりました。これから景気の見通しが厳しいものになりそうですので、こういった最新情報にもアンテナを張って、情報収集をしましょう。

参考:新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援

大学側が用意している奨学金を借りる

各音大では奨学金制度を設けていて、一定の条件をクリアしている学生は奨学金を利用することが出来ます。

私が卒業した上野学園大学では、経済的に授業料の納付が難しい学生に対しての減免があったり、下の特待生に対しての減免制度がありました。

また、大学を卒業した人を対象にした音楽専攻科に進む、成績優秀な人向けの奨学金なども用意されていました。

音楽大学の特待生制度を利用し、学費の負担を減らす

音楽大学の特待生制度を利用し、学費の負担を減らす
また、成績が優秀な学生の学費を給付してもらえる、特待生の選抜を行っている大学があります。これに選ばれると、学費の一部を大学から給付してもらえ、支払いの負担を減らして、学業に集中することが出来ます。

まとめ|音楽大学に進むための学費確保は、受験と合わせて計画性を持とう

音大の学費は学校によって様々ですが、費用の安い国公立大学は倍率が高めです。私立大学への入学も含めて、進路を決めていきましょう。

合格後に充実した4年間が送れるかどうかは、入学前にしっかりした計画を立てて望んでいるかが、大きく作用します。

奨学金の活用も視野に入れながら、自分が大学で何を学んで、将来どのようになっていたいか、具体的にイメージしましょう。方向性が決まれば、必要な情報を集めて、合格のために出来ることを積み重ねていくだけですから、目標に向かって進んでいくことが出来ます。

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